プラモデル
XXXG-00W0 ウイングガンダム・ゼロ  1/60
 ウイングガンダム・ゼロ。個人的には、「単体で最強のガンダムなのではないだろうか」と思う。ツインバスターライフルの一撃でスペースコロニーを破壊し尽くす破壊力は、それまでの、そしてそれ以後のガンダムにはないものだと思う。ガンダムXのサテライトシステムは単体ではないですからね。同様に∀ガンダムも、ナノマシンによる破壊(というより「崩壊」)なので、やはり、最強にして最凶の破壊力を持つのはこのウイング・ゼロになると思う。
 さて、この作品であるが、発売されてすぐに購入して、テレビ放映が終了して直後に造り始めたものの、途中のペンディングの結果、造り上げるのに、足かけ4年以上の月日が経過していた。
 コンセプトは平成ガンダム三部作(G、W、X)に共通しているプロポーションへの改造である。自分なりの解釈だが、脚は長く、胴は女性的なメリハリが利いて、腕は筋肉質なライン、顔は小さく頭は少し大きく、全体としては各部のラインにメリハリが利いている、といったところである。
 各部はセンチ単位で延長されており、それに伴い、武器も大型化。
 武器の大型化はネオ・バード・モードでの見栄えを少しでも良くしたいからでもある。
 背部のウイングは、デザインがどうも好きになれなかったので、完全に新造した。
 
 1996年制作開始〜2000年完成
「素体」と表現して良いかどうかは判りませんが、一切の装備なしの状態のウイングガンダム・ゼロです。
身長で6センチ以上高くなっていますが、肩幅は殆ど変わっていません。だから、かなりスマートになっていると思います。
頭部は大きく見えますが、顔のサイズはむしろ小さくしています。
腕は、上腕で2ミリ、肘関節部で延長しました。手の甲を厚くしています。
腰のアーマーはそれぞれ縦に延長しています。
脚は大腿部とスネで大きく延長しています。
脹ら脛外側は大型化して、設定ではダイヤ型のパーツがありますが、そこをフィンにしてしまいました。
足は外側に向けて大型化。だから、パーツ単位では左右非対称です。
ただ、あまりにも重くなってしまいましたので、ウイングを付けた状態では、自立できません。だから、ベースに固定です(外せますけど)。
カラーリングについては、かつて自分で描いた作品を基にしています。
ノーマル状態のウイング・ガンダム・ゼロです。
ウイングのみ取り付けてみました。
大きく開くようになっています。キットでは出来ません。
何か、マスターガンダムみたい?
キットより6センチ延長しましたが、白い部分で更に5センチ程度、青い部分で3センチくらい延長しておくべきだったかもしれません。
ライフルとシールドを取り付けてみました。
バックパックのバーニアのフィンは、
最後の2話にだけ使われたオープニングの冒頭で描かれていたものです。
ネオ・バード・モードのウイングゼロ。やっぱり締まりのない形になっているような。
翼の付け根と最も広がっている部分が前に寄りすぎていて、今ひとつパッとしない。
だから、次があるわけです。
細部です。
頭部アップ。今見直してみると、結構粗いのですが、形は気に入っています。
アニメ作画用設定を参考にして、OVA版の設定を加味して、更にオリジナルアレンジを加えました。
意外と横広がりで、「スーパーロボット大戦」に出てきそうなデザイン、になっているでしょうか。
肩のディテール。新造パーツやマテリアルを詰め込んでいます。
設定版ウイングの裏側ディテール。 腰部周辺のディテールです。 今回の新造パーツ。
凶悪なくらい大きいです。
ツインバスターライフルとシールドです。
ネオ・バード・モードの事を考えて、少しでも前方に長くしたかったので、大幅に延長してあります。
ライフルは10センチ以上、シールドも10センチ近く延長しています。
隣にあるのは、比較用のMGゴッドガンダム(素組)です。
以下、オリジナル・バージョンのウイング・ガンダム・ゼロです。
自分でデザインを上げたウイング、腕アーマーを付けた状態です。
個人的には、こちらの方がかっこいいと思うのですが、どうでしょうか。
イメージとしては、ウイングガンダム+エンドレスワルツ版ウイングゼロ+ウイングゼロ・アーリーモデル(これは存在し得ないですよね)です。
また、エンドレスワルツ版ウイングゼロを参考にデザインを上げて、腕のアーマーを新造しました。
オリジナルのネオ・バード・モード。最も広がっている部分がかなり後方になったことと、部品数が増えて、後方の密度が上がったことで、見栄えが良くなっていると思うのですが、どうでしょうか。
実は、この撮影のために、完成後初めて変形させたのでした。
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